2673年 11月 19日 2674年 6月 2日 探訪
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【其一】からの續きであります。 【現在地】 と云ふ事で、バイパスを越えての續きであります。 舖裝の切目が改修前後と云ふ事でありますね。 |
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をゝ、何と素晴らしい風景でせう。 實に清々しい氣持良さであります。 さう、舖裝ぢや無く砂利敷だつたらもつと、ね。 さう、電柱が木製だつたらもつと、ね。 さう、東北新幹線が無ければもつと、ね。 |
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其でも餘計な喧噪は忙無く通る新幹線以外は無いのが幸ひであります。 嗚呼、斯う云ふ風景を眺め乍當時の人は通行してゐたのでありますね。 今囘の元祖田原街道隨一の風景だと拙的には思ふのであります。 |
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さう、斯樣な微妙な段丘の際を進むのであります。 でありますから、斯樣な自然な曲方にも意味が有る譯でありまして、其が何共愛しいのであります。 と云ふか、東北新幹線本數増え過ぎ。 と云ふか、速度上過ぎ。 通過する時の音、200系の頃と違ひ怖いでありますよ。 |
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併し此道、一見普通の畦道としか思へ無いでありますよね。 處が、其が實際には昔からの街道だと知つてゐる人、可也少い樣な氣が致します。 |
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で以て、此何氣無い交叉點も、ずつと昔からの道同士の物だと云ふ事に喜びも一入なのであります。 ねえ、今の樣に十字や丁字に囚はれる事無き姿と云ふのが素敵でありますよ。 因に、街道は右前方に進みます。 |
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其にまあ、良くぞ圃場整備や區畫整理で壞される事無く殘つてゐて呉れてゐるなあと思ひましてね、偶々でせうが、
何か其が縣や河内町の粹な計ひの樣に思へて來て仕舞のであります。 出來れば歴史的街道は保存して置いて貰ひ度いでありますものね。 |
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此方は右であります。 |
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此邊、右手の集落は下田原の上組と云ふ樣であります。 自動車通りを考慮して、若干擴げられて居りますかね。 |
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流石に住宅が増えた邊は擦違ひを考慮してメエトル法の幅員に擴幅されて居りますかね。 其にしましても細く曲つてゐるのが何共素敵であります。 |
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まあでも基本的な道形は其儘の樣であります。 して、目前は丁字路に成つて居りますが、勿論、元々は此方が主體の形だつた樣であります。 古地圖で見ますと、今で云ふ三叉路的な描かれ方に成つて居りました。 |
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右折致します。 水路が添つてゐるのが街道の名殘、でありますかね。 【其三】に續く。 |