2674年 7月 8日 探訪
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【其五】からの續きであります。 【現在地】 扨、では魅惑の舊々道、多分昔からの本來の道筋を進むと致しませう。 嗚呼、此線形が素敵過ぎます。 もう之、明治以前からの道だと云ふの確定では無いでせうか。 |
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良いでありますね。 |
![]() | そろそろ五行川の渡河地點であります。 彼の水門の邊がさうだつた樣であります。 多分。 |
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でありますが、當然の樣に橋は消失して居ります。 勿論其痕跡も無いのでありますが、昭和五十年頃迄は何かしらの橋が架つてゐた樣であります。 左側の石積の護岸で、何と無くの道形が御分り戴けるかな、と云ふ感じなのでありますが、此方も用水の護岸でありますので、 多分此處迄が未改修の儘、と云ふ事なのだらうと思はれます。 |
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して、此邊が渡河地點だつたであらう場所であります。 渡つた先の道は電柱の位置で何と無く其處かなあと云ふ感じであります。 |
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では、現道の兩郡橋を渡り先に進みます。 と云つても渡河地點の先は現在民家の庭先に成つてゐる部分の樣な感じでありますので、當然でありますが道が始る處からであります。 して、此近邊に河川改修前は小さな橋が架つてゐた樣なのでありますが(多分舖裝の感じからして眼前の部分でせうか)、何か、 此所は五行川の中洲の樣な感じだつたのかなあと航空寫眞では見て取れました。 |
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で以て、日本人なら心和む風景であります。 |
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して、現道へ合流致します。 でありますが、實際には現道を横斷し、先の砂利敷の邊迄行つてから、ほぼ直角に折て再び現道を横斷してゐた樣なのであります。 因に、現在地の地圖を見ますと芳賀町の芳志戸(ホウシト)地區が道路を挾んで飛地の樣に成つて居りますが、之は元々の線形に因る物の樣な感じであります。 |
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【現在地】 さう、説明致しますと、右側から出て來る道が上記の部分であります。 さうして、現道を横斷して左手の縁石が切てゐる手前側の處に入り、復奧の方から出て來て右手奧の縁石の切目當りから建物の方に進んでゐたのが、元々の道筋なのであります。 まあ、御覽の通りすつかり消失して居りますので、殘つてゐる處から續けませうか。 |
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【現在地】 と云ふ事で、殘つてゐる地點に遣つて來ました。 矢張"らしい"感じがする道であります。 して、直に左に折ます。 【其七】に續く。 |