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此方は栃木縣道十五號線の豐年橋依り南摩川を一キロ半強程上つた所に架る橋であります。
ぱつと見、親柱が如何にも鹿沼らしい特徴的な意匠でありますが、全體的に見れば如何にも昭和卅年代らしい橋であります。
でありますが、實際の處は如何でせうか。
と云ふ事で、此方左岸側から見て行き度いと思ひます。 |
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南摩川。
笠石部分の意匠が凄く個性的に成つて居ります。
丸でリイゼントかと思ふ程、と云つたらアレでせうか。
併し、雨が當ら無い部分の混凝土は綺麗な状態の儘でありますね。 |
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三山沢橋。
地區名からの命名で無い事は明白でありますが、如何云つた由來なのかは不明でありました。 |
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高欄は如何にも昭和卅年代の象徴、混凝土管を二本使用しました意匠であります。 |
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排水桝。
では右岸側へ移動致します。 |
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昭和三十五年五月竣功。
斯樣な造なのに何處にも經年劣化が見られ無いのは素晴しいであります。 |
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みやまざわばし。
全ての情報が得られる配置の銘板は有難いであります。 |
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横から見ました處、拙の大好きな二徑間のRCT橋でありました。
して、橋脚の型枠跡が素敵であります。 |
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右岸上流部の袂には斯樣な感じで川面に向ふ所が御坐いましたので、若かすると舊橋の痕跡かなと思つたのでありますが、元から河川敷に下られる部分だつた樣であります。
併し、舊橋の痕跡は分りませんでしたが、現在の橋はほゞ完全に竣功當時の儘殘つてゐる姿が見られて大滿足でありました。
以上、御附合有難う御坐いました。 |