2675年 8月 3日 探訪
![]() |
えゝ、小貝川へ注ぐ河川の中にぐみ川と云ふのが在りまして、此小貝川の堤防上の橋から栃木縣道四一號線迄の間に五本程年代物の橋が架つて居ります。 今囘は二囘に亙り其五本をざつと紹介し度いと思ひます。 先づ此方、小貝川の堤防上の橋であります。 基本的に年代物だと思ふのでありますが、高欄は更新されてゐる樣であります。 但し意匠は當時物を出來るだけ再現してゐる樣に見受けられます。 まあ、一應此方が右岸側であります。 |
![]() |
排水桝は鐡管其儘の樣であります。 |
![]() |
御馴染の八幡製鐡、トピー工業製造の鐡桁橋であります。 此方比較的良好な状態を保つてゐる樣でありまして、結構判讀出來るのが好印象であります。 |
![]() |
次いでは三百米ほど上つた處の橋であります。 此方は如何にも農用道橋と云ふ感じであります。 高欄は當時物の儘でせうが、何か、上流右岸側の壞れ方を見ますに、當事者は何事も無く無事だつたのかと氣掛りであります。 |
![]() |
併し本當、如何すれば此處迄壞す事が出來るのでせうか。 まあ、消失した高欄の柱の根元を見ますに、入つて居りましたのはか細い鐵筋だつた樣でありますので、仕方が無い、のでありますかねえ。呵呵 |
![]() |
排水桝。 |
![]() |
左岸側から見ますと、突然手荒く登ると云ふ感じの橋であります。 まあ、航空寫眞で確認致しますに、此邊のぐみ川自體河川改修と云ふ依りは、ほぼ人工河川に近いのでせうから、如何しても不自然に成らざるを得無い、と云ふ處でせうか。 |
![]() |
此方も何とか判讀可能であります。 して、如何やら工事銘板は元々附てゐた樣でありますが、何故か外されて居りました。 竊盜被害なのでせうか。 |
![]() |
復更に三百米程上流側の橋であります。 此方も高欄は當時物の儘の樣でありまて、破壞度合ひも似たり寄つたりと云ふ處でせうか。呵呵 |
![]() |
本當、如何すれば斯樣な状態に迄成るのでせうか。 |
![]() |
實際。 |
![]() |
排水桝。 何と無く排水桝に向つて筋が彫られてゐる樣な感じに見受られます。 |
![]() |
此方も何とか判讀可能であります。 併し右岸側の橋臺、下の護岸部分との間がすかすかに成つてゐる樣に見えるのでありますが、意外と下の方迄基礎が入つてゐると云ふ譯では無い、と云ふ事なのでせうか。 【後篇】に續く。 |