 |
南那須町の月次(ツキナミ)地區の江川には、斯樣な橋が二本架つて居ります。
まあ所謂規格橋でせうが、でありますので御約束通り親柱も銘板も無く、桁横に取附られてゐる工事銘板も御坐いませんので、
橋名も竣功年度も不明であます。 |
 |
尤も、工事銘板は取附られてゐだてあらう螺旋穴は有りましたので、盜難の被害に遭つてゐるのかも知れませんが。 |
 |
して、航空冩眞に頼らずに竣功年度を推察致しますと、角柱の古初代ガアドレイルの高欄、鈑橋と云ふ觀點では昭和四十年前後頃。
護岸が混凝土塊團と云ふ點も加へますと昭和四二、三年頃、と云ふ處でせうか。 |
 |
其姿を昭和四四年の航空写真で始て確認出来ますので、多分大凡間違ひでは無いと思ひます。
して、其々に特徴と致しましては、此のつぺりとした橋脚でせうか。
斯様な年代の橋脚にしましては珍しいと思ひます。
以上、御附合有難う御坐いました。 |