2678年 12月 4日 探訪
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此方は
【日光市細尾町 大谷川橋】
依り三百米程南下した處、元の細尾スケエトリンクへ行く途中の左澤川に架る橋であります。 ぱつと見、如何にも昭和卅年代後半から四十年代前半だらうなと云ふ印象の橋でありますが、其實如何でせうか。 と云ふ事で、此方左岸側から見て行き度いと思ひます。 |
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大木戸橋。 某アレな博士を彷彿とさせる名稱でありますが、當然の如く然に非ず。 如何やら右岸側の地區名から命名された橋名の樣であります。 混凝土製の質實剛健的であり乍、斜に成る意匠に成つてゐる邊、矢張昭和四十年前後の物件では無いかと思はれます。 銘板が横書且つ之は石、御影石でせうか、と云ふのが特徴的であります。 |
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左沢川。 澤に態々川迄附る邊、昭和卅年代と云ふ依りは四十年代でせうか。 おや、親柱内側に橋歴板が附られる窪みが在りますね。 |
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うゝむ、一度附られた後に外されてゐる、と云ふ依りは元から附無かつた樣に見え無くも無いと云ふ感じでありますね。 まあ、此處に斯う有ると云ふ事は、西暦1960年代確定でせうし、何方かと云ふと1960年代後半でありますかね。 |
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高欄は鐵製の角柱を一本使用し、且つ斜つてゐる意匠であります。 此斜と云ふのが昭和四十年代前半と云ふ感じでありますよね。 |
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横から見ました處、之はほぼ間違無く混凝土T字桁でありますね。 まさか箱型桁と云ふ事は無いと思ひます。 では右岸側へ移動致します。 |
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大木戸橋。 之は左右兩岸で對稱の銘板でありますね。 |
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左澤川。 扨、竣功年度でありますが、何處何を見ても分りませんでした。 でありますが、種々の特徴から、昭和四十年代前半の竣功物件では無いかなと推察致しますが、多分其で大凡合つてゐるのでは無いでせうか。 まあ、拙的には大好きな混凝土T字桁橋が見られましたので大滿足であります。 以上、御附合有難う御坐いました。 |