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抑々水門附帶橋と云ふ言葉が在るのかどうか分りませんが、一組に成つてゐるのでまあ良いかと勝手に使はせて戴きます。
其と、素人故此施設が水門なのか堰なのか拙にも良く分つてゐ無いのでありますが、廣義的には水門なのでせうからまあ良いかなとして措きます。
併し丁度良い具合で全景が綺麗に撮れる場所が無かつたので、此の程度の構圖に成つて仕舞ひました。
不取敢此方、右岸側から見て行きませう。 |
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橋としては御覽の通り、現役であります。
多分。
但し私道と云ふ雰圍氣滿點でありますが。 |
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一基は現役だと思つたのでありますが、全て廢止されてゐる樣であります。
手前の捲上機にもすつかり蜘蛛の巣が張巡らされてゐます。
因に竣功年でありますが、此處迄の太田堀の橋と同樣、多分に昭和卅年代前半だらうと思はれます。 |
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外された部分。
四角い穴は後から穿たれた物なのでせうか。
此處に圓く收まつてゐた譯でありますね。 |
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此方は、外さうとしたけれど外れ無かつたのでせうか。
味はい深い形と共に、元の色が知り度い處であります。 |
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水門捲揚機。
昭和卅三年、キウポラの在る街製造。
多分に、ほぼ竣功年と見て間違ひ無い處でせう。 |
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此方は原型を留てゐる樣でありますが、現役で可動するのでせうか。 |
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と思ひましたら、見事に塗固められてゐます。
して、何時頃此方は廢止されたのだらうと思ひ航空冩眞を見て見たのでありますが、昭和五十七年には既に廢止されてゐた樣であります。 |
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水門の手前の段差は其儘の樣であります。
利水に對する考へ方が變り、其に伴ひ既存の施設が統廢合されて行く譯でありますが、短命な施設は案外多いのだらうなと思ひました。
施設の時は止つて仕舞ひましたが、時間と水は絶へず流れて行くのでありますね。
以上、御附合有難う御坐いました。 |