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國道二九三號と栃木縣道七十號線が合流する田野町東交叉點から宇都宮市内方面に大谷街道を進む事約一キロ三百米程、
栃木縣道一八八號線と分岐する大谷交叉點の袂に架るのが此方、大谷橋であります。
其古初代ガアドレイルを高欄に使用しました姿から、昭和四十年代前半に架橋された物件だらうと高を括つてゐたのでありますが、
其後日刊建設新聞で架替計畫が有る事を讀みました處、何と昭和九年架設の單純RCT桁橋との事でありました。
まあ、さう云ふ事で冩眞點數が少いのでありますが、不取敢記念にと掲載する事に致します。
して、此方は右岸側と成ります。 |
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桁を横から眺めましても、水道管等が通つてゐる爲、其主桁の姿ははつきりとは見えませんでした。
して、横に歩道橋が架橋されたのが昭和五一年の事の樣でありますが、其以前に高欄は取替られてゐるのだと推察致します。
何しろ交通量が多いので、モオタリゼイシヨン時代には既に親柱も高欄も手荒く痛んでゐ度のでは無いでせうか。 |
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併し此處、唯一昔乍の架橋だと氣附かせて呉れる點が有るとしますれば、御覽の部分でせうか。
橋は姿川に對して直交する樣に架けられ、其に伴ひ側溝も曲つて配置されてゐると云ふ處が、如何にもと云つた具合だと思ふのであります。
併し、某學校のアレで歩つて歸る時にも此處を通つてゐたのでありますが、然程印象に殘つてゐ無かつたのはガアドレイル高欄の所爲でせうね。
其にしましても手荒く襤褸襤褸な状態には長年に亙り御疲れ樣でしたと云ひ度いであります。
以上、御附合有難う御坐いました。 |