2673年 5月 14日 探訪
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【現在地】 此處は氏家町狹間田地内。 軍用道路が終ると直ぐに舊道は左に折れて行くのでありますが、氣附と此處十數年程で綺麗なバイパスが開通してゐました。 因に、何方も栃木縣道二二五號指定の儘であります。 |
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此方が舊道であります。 如何にもな幅員が"らしく"て好きであります。 |
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其と、何か微妙に殘されて仕舞つた部分。 別段何だつた、と云ふ事でも無い樣な畦道だつた樣な、と云ふ感じかも知れません。 |
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バイパスは當然の如く廣く快適な道で、此儘八溝グリインライン迄快適に走る事が出來ました。 |
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でありますが、其八溝グリインラインとの交叉點が近附と、立續けに三枚の大型車通り拔け不可の看板が出迎へて呉れるのであります。 |
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交叉點から先は道路の整備状況がどうやら違ふ樣であります。 先づ、中央線が追越し可能に成つた他、舖裝が古く成つてゐるのか若干荒れてゐる樣な感じでありますし、其先で又古い舖裝の儘の樣な状態であり、中央線も消掛つて居ります。 |
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更に其先は路肩の線が消掛つて居り、暫く手が入つてゐ無い印象を與へてゐます。 |
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さうしますと、突如として道が跡絶て仕舞つてゐます。 一應交叉點の手前百米程の處に丁字路交叉點の注意標識が在るのでありますが、之は驚く事必至だと思ひます。 |
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今は平成廿五年五月。 現時點で何も工事が進んでゐ無いと云ふ事は、どう考へても今年の九月迄には終りさうも無いのでありますが。 航空冩眞で見ますと、用地自體は廿五年近く前から確保して有る見たいでありますが、此處で中斷してゐる理由は何なのでせう。 |
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まあ、諄い説明は不取敢措いとゐて、とつとと見て行く事に致しませう。 |
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をゝ、如何にも未成と云ふ感じで土盛だけが續いてゐます。 或る意味、雄大な眺めと云へるでせうか。 |
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【現在地】 最初は土盛の部分を行かうと思つてゐたのでありますが、畦道に成つてゐる部分を行つて正解でありました。 突如として水路が現れたのでありますが、バイパス用地の部分は開放状態の儘でありましたので、うつかりしてゐては見事に落ちて怪我をしてゐたかも知れません。 |
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其以外の景色は長閑で、心地良い雰圍氣であります。 と云ひますか、未成の儘の御蔭で素敵な景色獨占であります。 |
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右手の耕作地は如何成つて仕舞ふのでせう。 |
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農用道との交叉點でありますが、此進入防止柵は誰の爲なのでせう。 因に、此處から先は畦道も無い状態の樣であります。 |
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右手は斯うでありますし。 因に、此方が地元では有名な冷子川(ヒヤツコカハ)であります。 |
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左手からの道も途中迄しか整備されてゐ無い樣子でありました。 |
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季節的に未だ薮では無いので進むのは氣樂でありますが、結構地面が濕地帶の樣な感じでありますので、好みが分れる處であります。 |
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多分輕トラで入つて來た痕なのでせうが、無事拔けられたのでせうか。 斯う云ふ状況でありますが、勿論拙は長靴でありますので心配は無用なのでありますが、逆に刈拂はれた葦なのか笹なのか、 さう云ふ物で靴底を踏拔いて仕舞は無いかと云ふ點が少々心配でありました。 此時の反省からでありますが、其後は踏拔防止の中敷を入れる樣に成りました。 |
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とか考へてゐる内に終點に到着であります。 烏山線と之だけの高低差が有るのでありますが、一軆如何遣つて越える積りなのでせう。 現實的に考へれば道路側を堀下げての立體交叉、でありますかね。 關係無いでありますが、C62 2のスワロウマアク、成程納得であります。 |
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推測でしか無いのでありますが、バブル崩壞に依り計畫變更したのか凍結したのか、さう云ふ事なのでありますかね。 實際、烏山線から先には確保された用地らしき部分は見られませんし。 若しくは用地買收が難航してゐるのか、其共、計畫路線の場所が變更に成つて仕舞つたとかでせうか。 此處迄進んでゐ無いと色々と憶測して仕舞ふのでありますが、まあ、色々有る筈でありますよね、實際。 |
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さうして冷子川の左岸側に意味深氣な國鐡の境界標が在るのでありますが、航空冩眞をずうつと遡つて確認しましても、此處に踏切が在つた事は無い樣であります。 まあ、何と云ひますか、昔乍のロオカル線で良いぢや無いかと思ひますが、廿一世紀に其では駄目なのでせうね。 併し目前に栃木縣道十號線の舊道(現栃木縣道二二五號線)が見えてゐるのでありますが、彼處迄開通するのは何時の日に成るのか手荒く樂しみでもあります。 以上、御附合有難う御坐いました。 |