2674年 11月 4日 探訪
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【其八】からの續きであります。 【現在地】 昭和廿二年十一月の航空寫眞で見られる假橋の位置の對岸、左岸側へ遣つて來ました。 眞正面、何と無くさうだつた樣にも見えますかね。 |
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【現在地】 して、此方が荒川橋舊橋の對岸側であります。 昭和廿一年の航空寫眞ではきちんと架つて居り、廿二年の寫眞では消失、廿四年の寫眞では再び架つて居り、假橋も撤去されてゐる事から、 之は飽迄も拙の推察なのでありますが、若かしますと、其迄は木橋だつたのを混凝土橋に架替てゐたのでは無いでせうか。 |
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して、左岸側の橋臺は撤去され、堤防自體も改修されて居りますが、不取敢進行方向側を向て見ました。 芒の穗が丁度路盤の曲率を示してゐると云ふ感じであります。 |
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此寫眞でありますと、田圃の手前の空地、途中で草の生方が緩く弧を描く樣に違ふのが御分り戴けるでせうか。 其が元の道形だと思はれます。 |
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【現在地】 まあ不取敢、平成五年頃迄は現役でありました舊道へと歩を進めて行きます。 |
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舖裝の變り目からが本來の、でありますね。 |
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結構な年代物の標識が迎へて呉れました。 其と、ガアドレイルは古三代目でありますので、昭和四八年から五十年頃迄に設置された物だと思はれます。 併し良い景色であります。 多分に、此平地は元々荒川の氾濫原なのでは無い推察致します。 |
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其一寸した高低差の部分を進む道、斯う云ふ事が日本人の自然に對する敬意であり畏怖だと思つてゐるのでありますが、 今は、まあ、ええ、うむ、手荒く竹篦返し喰は無ければ良いでありますね。 |
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幅員の増減が有るのかなと思つて見たのでありますが、土が路面の上に溜つてゐるだけなのでありますね。 |
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【現在地】 併し此先は一寸違ひさうであります。 |
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ええと、現道が出來てからの色々とした變遷も在るのでせうけれど、不取敢中央部分の舖裝の廣さが元々の幅員なのでは無いかと推察致します。 |
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して、現道への接續は丸で別物の樣に改修されてゐる、と云ふ處でありますね。 |
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不取敢"らしい"寫眞は撮つて措く、と。 して、一先づ舊道の殘骸を囘收しに行きませう。 |
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【現在地】 先づ直近の此處とか。 |
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【現在地】 此處も、でありますかね、多分。 |
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【現在地】 して、最後に此曲り具合で國道二九四號に合流致しまして舊道の探索は終了であります。 |
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【現在地】 と云ふ事で、扨、舊々道の方へ參りますか。 藏が手荒く素敵であります。 【最終囘】に續く。 |