2674年 3月 11日 7月 8日 9月 2日 探訪
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【其七】からの續きであります。 【現在地】 交叉點から先の左手、舊線形の跡でありますが、きつと當時は勾配緩和策としての曲線だつたと云ふ事なのでせう。 多分。 |
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さうして直に右に向ひ、現道とは逆の曲り方を示します。 |
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墓地の駐車場に丁度良く再利用されてゐると云ふ處でせうか。 |
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多分廢道歴四十年程でせうが、其の間に之だけ立派な木が育つのでありますね。 |
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電柱だけでは無く、側溝の微かな主張も好きであります。 して、之から先坂を登つて行く譯でありますが、結構土盛されてゐる樣子なのが御分り戴けるでせうか。 因に此處、個人的に「芳賀ヒルクライム」と呼んでゐる場所であります。 流石に此處、峠迄登切るには折疉自轉車では手荒く嚴しいのであります。 |
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と云ふ事で、電柱に從ひ舊線形を辿ります。 多分、下の位置が元々の高さなのでせう。 |
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して、多分此處が舊路盤の筈、であります。 何と無く其らしい線形が見えるでせうか。 |
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目前の電柱迄の勾配が、元からの儘なのでは無いでせうか。 明に其先は現道との出入りの爲に土盛されたのでせうが、既に誰も利用してゐ無い状態、見做廢道状態と云つて良い樣な氣が致します。 |
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不取敢現道に復歸します。 して、此時道路右手、何か道路と山の斜面の間が谷の樣に成つて開いてゐる事に違和感を覺えたのでありますが、如何やら其處が舊線形の痕跡の樣な感じであります。 木が低い位置から生えてゐるのが御分り戴けると思ふのでありますが、さう考へますと、矢張此處つて昔から急な登坂路だつたと云ふ事でせうか。 では何故右側を疑ひつつも寫眞を念の爲に撮ら無かつたのかと云ひますと、個人宅の庭だと思つたからであります。 流石にね、其は遠慮すると云ふ物でありますよ。呵呵 |
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でも其先、もう此處迄で無理だと折車を降りて一休みした時に撮つた寫眞でありますが、歩道の外側、斜面との間が窪地に成つてゐるのが御分り戴けると思ひます。 柵が附始る邊から斯う成つてゐるのでありますが、其が元々の勾配と線形の名殘なのだと思ひます。 嗚呼、併し芳賀ヒルクライム、拙には手強い坂であります。 【其九】に續く。 |