2674年 3月 3日 探訪
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【現在地】 新國道四號との交叉點を過ぎますと、此方國道一二三號は直に舊道との分岐であります。 道路擴幅の爲と、其に伴ふ鬼怒川を渡河する新橋梁架設の爲の線形附替だと思はれます。 斯うして見ますと、新舊何方が直線的なのか惱みますが、地圖を參考にして戴きますと御分りの通り、實は舊道側が直線的なのであります。 擴幅具合の妙と云ひますか、見せ方が上手でありますね。 と云ふ事で、輕く舊道を散策しに行つて見ませう。 |
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さう云へば舊道側、直角接續では無い何て珍しいなと思ひましたが、成程、斯う云ふ具合に信號で合流させるのでありますね。 まあ、此方がバイパスから分れて舊道側へ行く人、滯り無く行けますものね。 |
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バイパスが冩つてゐ無いだけで斯くも雰圍氣が違ひます。 して、直線に成る部分からが、本來のと云ひますか、元からの路盤復活と云ふ處でせうか。 路側帶の塗分が爲されてゐ無いのでありますが、當時物の舖裝では無いと思ひます。 何故なら、速度の規制表示が"40高中"では無いのでありますもの。 之は一寸殘念でありました。呵呵 |
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此微妙な道の折具合が素敵なのであります。 |
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栃木縣道一五八號線、通稱辰街道との交叉點であります。 此處から少しだけ辰街道との重複區間であります。 因に此後、と或る建物の二階正面側の窓に對して、何も無い、と云ひますか、雨戸が閉つて居るにも關らず、デジカメの顏認識入りました。 して、本當でありましたら其寫眞も使はうと思つてゐたのでありますが、見てゐる内に何だか氣持惡く成つて來まして、 文章書いてゐる内に耳鳴と吐氣を感じる樣に成りましたので中止致しました。 |
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其交叉點の傍ら。 はい、何か納得であります。 打當りさうにも無いガアドレイルが曲つてゐたりと、何か、ねえ。 水路の石積護岸が素敵であります。 |
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先程の交叉點から東進する事一五〇米程、此處で辰街道は右に分れます。 交叉點近邊に在る松が舊街道らしくて良い雰圍氣であります。 |
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此處は開渠の水路も御坐いますし、如何にも舊街道と云ふ風情でありますね。 |
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復素敵な折具合の後に先づ此方、 【宇都宮市石井町 名稱不明橋】 を渡ります。 |
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次いでは此方、昭和六年竣功の
【宇都宮市石井町 鬼怒橋】
で鬼怒川を渡河致します。 因に、側道橋部分を自轉車で走つたのでありますが、之、惡天候時は遠慮し度いなと云ふ感じでありました。 徒歩や自轉車で距離の有る橋を渡ると云ふのは心地良い物ではありませんね。 |
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後は別段如何と云ふ感じでも無いかも知れませんが、路肩のギザギサ具合を樂しむ事が出來るのであります。 嗚呼、さう云へば右岸側の堤防からずうつと、氣が附ば路側帶が描れ、此方は其儘續いてゐるのでありますね。 今氣附ました。 |
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此方は、角がきちんとした昔乍の交叉點であります。 |
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右手の水路、右岸側同樣良い雰圍氣であります。 併し、何時も舊い道つてギザギザ。 |
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曲線だと云ふのにギザギザ。 |
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此不揃な路肩は何時の時代の名殘なのでせう。 |
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ギザギサ且つアレな先、唐突に歩道が現れました。 |
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と思つたら直に無く成りました。 して、現道と合流であります。 |
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因に、現道は昭和四九年に出來上がつたさうであります。 して、此處はすつかり元の路盤の痕跡は無く成つてゐると思はれます。 唯一、側溝の不揃感が當時の味はいかなと云ふ程度でせうか。 |
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さうして、其先では側溝も唐突に折てゐる感じでありますので、元の線形の痕跡も皆無だと思つて間違無いと思はれます。 短い距離でありましたが、當時の面影が殘る街竝の風景を見る事が出來まして、實に良い感じでありました。 又、道幅も十分ゆつたりと取られて居りまして、重要な街道筋だつたと思はせるには十分な風景と云ふ感じだつたでせうか。 速さに追はれるのに疲れた時、敢て此方舊道側をのんびり行くと云ふのも良いのでは無いでせうか。 以上、御附合有難う御坐いました。 |