2673年 9月 24日 10月 7日 探訪
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【其三】からの續きであります。 【現在地】 此處を左折して進みます。 でありますが、現在は圃場整備と云ふのか基盤整備と云ふのか、其に因り元の線形は消失して居ります。 元々は此處の左手、現在は車庫か倉庫に成つてゐるカアブミラアが建つてゐる處が曲り始めの位置だつたと思はれます。 |
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して、元の曲線から直線に成つた處であらう場所に遣つて來ました。 何故さう思ふかと云へば、舖裝の切目が在つたからなのでありますが、多分此處は綺麗な直線に改修されてゐると思ひます。 まあ、雰圍氣と云ふ事でアレでありますね。 彼處、消防小屋なのでありますが、火見櫓が無いと斯う云ふ風景に成るのかと云ふ感じであります。 |
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其消防小屋の傍には縣道改修記念碑が建立されて居りました。 縣が舊字體でありますので、之は期待できるなと思ひ裏側を見ましたら、昭和九年との事であります。 成程、古地圖で確認致しますと、其で初めて一本の東西に通じる幹線が整備されたと云ふ感じに成るのでせうか。 と云ひますか、改て地圖を確認致しますと、何箇所か辿れてゐ無い處が在るのでありますが、まあ其は次の機會に致しませう。呵呵 |
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現道と合流致します。 其取附部は昭和四十年代、東北自動車道新設效果なのか歩道が出来たからとは云へ、結構大々的に變更されてゐるのでは無いでせうか。 最早元の線形を偲ばせるのは側溝の位置だけだらうと思ふのでありますが、歩道の曲り具合も辛じて當時を偲ばせて呉れて居る、と云へるでせうか。 |
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現道に出ますと、手荒く狹い歩道と不自然な古二世代目ガアドレイル、思はせ振な縁石が歡迎して呉れるのであります。 云はずもがな、舊線形でありますよね。 勿論、直先を右に入つて行くのが舊線形であります。 と云つても手前は民家の入口でありますので、其直ぐ奧、歩道が再び始まる位置で、であります。 |
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さう、此處であります。 再び一車線程度の道であります |
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現道と鐡塔が見え無ければ長閑な景色であります。 が、何か一箇所だけ南國風味を釀し出してゐるのでありますが、アレつてバナナの木でありますよね、多分。 栃木縣でもきちんと實るのでせうか。 あ、ガアドレイルの處を左に折て進みます。 |
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此の微妙な曲り具合、道の左右の土地の高低差が昔からの道と云ふ感じで好きであります。 |
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して、再び現道に戻ります。 舖裝の繼目が其儘なので分り易いでありますね。 【其五】に續く。 |