2673年 7月 1日 探訪
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【前篇】からの續きであります。 【現在地】 昭和四七年竣功の架道橋、上小倉橋で東北自動車道を越えて行きます。 併し一寸見落して居りましたのは、丁度此處で左に入つて行く部分が、實は明治時代の地圖に描かれてゐる、元々の道筋だつた樣であります。 え、勿論此時はさう云ふ事とは露不知、當然の樣に通つては居りません。 まあ、後で機會を見計つて辿つて見ようと思つて居ります。 |
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下に見える御屋敷の大谷石塀添ひが、其當時の線形だつた部分なのであります。 嗚呼、氣附かずに殘念でありました。 |
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屋敷が建つてゐる地區でありますので、道は折乍進んで行きます。 併し此邊りも土地が低いと云ひますか、道路が高く成つてゐるのでありますね。 |
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右手、御屋敷の塀が道路依り奧まつてゐるのは、何時の時代かの線形の名殘でせうか。 |
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其で以て、斯う云ふ舊線形の部分はしつかりと冩眞に納めて仕舞ひます。 左カアブの注意標識が良い具合に遣れて居ります。 |
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此處から先は狹く成る樣でありまして、中央線が描かれて居りません。 |
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良い雰圍氣の堀であります。 多分、元々はも少し廣い堀だつたのでは無いでせうか。 |
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此邊りで元來の道筋は左手に少し折て進んでゐた樣でありますが、現在では消失して居ります。 斯う云ふ線形に成りましたのは、多分紀元節前後の頃なのでは無いでせうか。 |
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要は、此微妙な折具合では無く、奧から手前側、左手方向に眞直ぐだつたと云へば良いのでせうか。 左手、道端に見える倉庫の邊りで此方、 【板橋】 を渡ります。 |
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御次は此方、昭和九年竣功と云ふ歴史的物件
【新堀橋】
を渡ります。 因に、隣の側道部分でありますが、後年に成つて整備された道の樣であります。 |
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扨、そろそろ現道と一旦合流であります。 【後篇】に續く。 |