2675年 6月 2日 探訪
![]() |
【其一】からの續きであります。 【現在地】 成程、斯うして見ますと正解は中央部分の舖裝でありましたか。 と、此處は正面に向つて直進なのでありますが、此先が紛も無く元の幅員なのでせうね。 唯、如何見ても自動車一臺分と云ふ程しか無いのでありますが。 併し、此幅で戰時中に貨物自動車つて通れたのでせうか。 |
![]() |
但し雰圍氣は滿點であります。 |
![]() |
良い道形であります。 正に定石通りでありますね。 當時此處を通つた人達、きつと明日を信じてゐたのだらうな。 もう來無いであらう次こそは、ねえ。 |
![]() |
唯、先程の處を通つてゐる時、誰か、若人が數人かな、憑いて來て居りまして、色々々々と御話をしたのでありますが、
成程、左手に在る佛さん見て納得致しました。 涙無しには語れ無い内容でありましたよ。 |
![]() |
其先、住宅が建つ邊から擴幅されて居ります。 と云ひますか、擴幅の準備と云ふのか舖裝の準備がされてゐるのでせうか。 不取敢、辛うじて原型に近い姿を寫眞に收める事が出來たと云ふ事で宜しいでせうか。 |
![]() |
復一つ歴史の痕跡が、とは云ひますまい。 で無いと先に進めませんから。 |
![]() |
ね。 |
![]() |
で以て、舊道と合流であります。 |
![]() |
斯うして見ますと、舊々道が如何云ふ線形だつたか、何と無く想像出來さうであります。 では、此處で一旦舊道側を見に行きます。 |
![]() |
【現在地】 扨、と云ふ事で、舊道を進み度いと思ひます。 此方は現在四車線の立派な道路と成つて居りまして、舊線形部分は現在の合流點部分迄は緑化されて居ります。 |
![]() |
廢道化後廿年弱程度でありますが、木々の生育は早いであります。 其と、刈拂も綺麗にされて居りますのが印象的であります。 後で何かに利用するのでせうか。 |
![]() |
因に左側、結構な高低差が有りました。 若かして、此方に街道を移設する時に、結構土盛されて作られてゐるのでせうか。 其でも一旦下つて復上る何て非効率的だと思ふのでありますが、軍隊の基地の方が優先だつたのでせうから、ね。 【其三】に續く。 |