2673年 10月 7日 11月 18日 探訪
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【其二】からの續きであります。 【現在地】 産地が近いだけに大谷石が不斷に使はれて居ります。 而も凝つた造りが成されてゐ度り、皆立派な藏でありますね。 蓋がされて居りますが、水路が通つてゐるのは昔乍の集落と云ふ感じで良い風景であります。 嗚呼さうさう、對向側にも40の路面表示が在りますが、40高中では無かつたのが惜しい處でありました。 |
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之、多分震災の時にも皆無事だつたのでせうから、餘程良質な大谷石を使つてゐるのでせうね。 併し凄い眺めであります。 |
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壓卷としか云ひ樣が無いであります。 水路の終り方も絶妙でありますし。 併し、消防小屋が此方でホオス干場が彼方と云ふのは御疲れ樣であります。 其共、小屋だけ移轉して此方に成つたのでせうか。 と思ひましたら、地圖を良く確認しました處、此方は屋臺藏でありました。 立派な屋臺が在るのでは無いかなあと想像致します。 |
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で以つて、復絶妙に幅員が元に戻ると云ふのが素晴らしいであります。 復40と表記されてゐますが、此幅員では一般的な感覺の持主でありましたら其處迄出せ無いと思ふのであります、實際。 |
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後年に成つてから出來た道に直交する樣改修されて居ります。 勿論、植込みに沿ふ樣に右に向ひます。 と云ふ迄も無く、舖裝を見れば御分かり戴ける通り、判り易い線形でありますよね。 して、此處でアレなのは交差點左手の方なのでありますが、此方も元々在つた細い道の接續のし方が歩道部分として其儘殘つてゐるのが興味深いであります。 |
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斯う云ふ具合に成つたのは此處十年位の樣であります。 まあ、此道が直接現國道二九三號に接續する樣に成り、多分交通量も落ち着いたでせうから、有難い事なのだと思ひます。 |
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と云つても所詮ベッドタウンへの道の樣な物、日中の交通量は然程では無かつたので、とつとと横斷して元の線形通りに進みます。 まあ多分、此方は改修に因り擴幅されてゐると推察致します。 |
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長閑で良い風景であります。 |
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扨、現道と合流であります。 何個附ようが路面に書かうが、文盲には全く讀め無い標識「止れ」が虚しいであります。 此處は直角接續には無理だつたのでせうが、出來る限りの配慮が爲されてゐる樣であります。 然し、元々は建物に沿ふ樣に眞直でありますね。 路肩は波打つて居りますが。 |
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と思ひましたら、歩道分が擴幅されてゐる、と云ふ感じの樣であります。 【其四】に續く。 |