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此方は
【那須町横岡 下河原橋】
依り九百米程奈良川を上つた處に架る橋であります。 御覽の樣に 【那須町蘆野 假設橋】 同樣木橋でありますが、此方の方が見た目に古いと云ふ感じでありますし、如何にも農用道橋と云ふ感じでありますが、架設年代も含て其實如何でせうか。 と云ふ事で此方、右岸側から見て行き度いと思ひます。 |
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隨分と朽ちて、と云ふ依りも燃えて仕舞つたと云ふ感じでせうか。 近くで何かを燃やしたと云ふ感じでも無いので、若かしますと野火燒の時にでも輕く燃え移つて仕舞つたのでせうか。 |
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地覆と牀版は同一も木材でせうか。 して、此方は假設橋と違ひ牀版は鐵板を渡して螺旋で留られて居ります。 |
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牀版一本の大きさは斯う云ふ具合であります。 流石に少し痩て來てゐる樣であります。 では左岸側へ移動致します。 |
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材木の切斷面には割防止の爲でせうか、枕木の樣に鐵製の輪が打込まれて居ります。 |
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横から見ました處、パイル形式の橋脚を持つ、之は二徑間と云つて良いのでありますかね、一應主桁は鋼製の樣であります。 と云ひますか、何か橋脚上部の樣子がアレでありますので、後年に成り擴幅と云ひますか、新に桁は載替られてゐる樣な感じであります。 |
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橋臺も良く見たかつたので角度を變て撮り、増感して見ました。 如何やら橋臺は石造の樣であります。 で以て、何か橋脚同樣矢張嵩上されてゐる樣な感じがし無いでも無いであります。 扨、竣功年でありますが、航空冩眞で攪亂致しますに、多分昭和廿七年以降卅八年迄の間の樣であります。 其間に此邊は河川改修が行はれてゐる樣でありますので、其時同時に架橋されてゐるのだらうと推察致します。 さう致しますれば、パイル形式の橋脚も納得であります。 唯、昭和五十年以降五十七年迄に近隣の圃場整備が行はれて居りまして、其時に圃場の周りの道路も全面的に刷新されて居りますので、 其に合はせて嵩上且つ擴幅されてゐるのでは無いかと推察致しました。 まあ、何にしましても、木橋が見られたゞけで良かつたであります。 以上、御附合有難う御坐いました。 |